LDNFIX ドル売り強まる、弱い米ISM景況指数を材料視

2014年02月04日 01:03

 ロンドンフィックスにかけてドル売り強まる。米1月ISM製造業景況指数が市場予想の56.0に対し51.3と大幅に下回ったことから、米国経済の改善期待のはく落や不透明感が強まり為替相場はドル売りで反応した。さらに、ドル円の下落とともにクロス円もつれ安となるなど円も全面高となり、むしろドル売りが落ち着くと円独歩高にシフトした。そのほかの金融市場では、米株安・債券高の展開となり、ダウ平均は前日比100ドル超の下落となったほか、米長期債利回りは指標発表後に2.613%まで低下した。
 ドル売り優勢。前述した通り、弱い米国経済指標の発表を受けてドル売りが優勢で、ドル円は米債利回りの低下も重しとなり101.21円まで下落。ドルストレートは、ユーロドルが1.3524ドル、豪ドル/ドルは0.8834ドル、NZドル/ドルは0.8137ドルとドル全面安の展開となった。その後、動意は落ち着いたものの戻りも鈍く、今週は週末の米1月雇用統計まで主要経済指標の発表が控えるとあって警戒感を促す流れとなった。なおドルインデックスが低下した後は戻りを試したことから、対ユーロなどではドルを買い戻す動きも見られた。
 またクロス円は下落。当初はドル円の下落にともなう動きにつれ安となったが、ドル売り一巡後は、円独歩高主導で下げ幅を広げ、ユーロ円は136.66円、ポンド円は165.41円まで下押したほか、豪ドル円は89.11円、NZドル円は82.09円、加ドルは91.52円まで売られることとなった。
 
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