LDNFIX ドル売り優勢、調整や米住宅指標の悪化が主導

2013年07月23日 00:50

 ロンドンフィックスにかけて、為替相場はドル売りが優勢に。ロンドン勢の参入後から欧州通貨の上昇を主体にドル売りが優勢となっていたが、NYタイムに入ってもこうした流れを引き継ぎ、さらには米6月中古住宅販売件数が市場予想を下回ったことを背景にドル売りが強まる格好となった。なお、週末に開催された、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議ならびに本邦参議院選挙の結果についてはこれといって相場を動意づかせるような材料とはならなかった。
 ドル円・ドルストレートはドル売り・他通貨買いが優勢に。前述した通り、予想を下回る米住宅指標の悪化を受けてドルは一段安となり、ドル円は99.28円まで下落しサポートとなっていた21日移動平均線を下抜けた。一方ドルストレートは、ユーロドルが1.3219ドル、ポンドドルは1.5385ドルまで上昇。資源国通貨は、豪ドル/ドルは0.9271ドル、NZドル/ドルは0.7966ドルまで買い進まれ、ドル/加ドルも本日のドル安・加ドル高水準となる1.0331加ドルまでドル売り・加ドル買いが進むこととなった。
 またクロス円は、ドル円の下落とドルストレートの上昇に挟まれる格好となったが、ドル円の下落につれてやや上値の重さが目立つ格好で、ユーロ円は131円前半、ポンド円は152円後半、豪ドル円は92円ちょうど近辺まで下押す場面がみられ、NZドル円については78.99円と本日安値を更新した。