LDNFIX ドル円103円台、米指標でややドル買いが優勢

2013年12月03日 01:27

 

 NYタイム序盤、ドル円は米10年債利回りの上昇を眺めながら上昇基調を強めた。5月23日以来となる103円台を回復し、103.11円まで上値を伸ばした。本日発表された米指標の好結果を受けてややドル買いが優勢となったが、値動きは限定的。米11月ISM製造業景況指数は57.3で、市場予想や前月を上回り2011年4月以来の高水準となったほか、米10月建設支出は市場予想の+0.4%を上回る+0.8%となった。ただ、米国政府機関閉鎖のために発表が見送られていた9月分は-0.3%で、3月以来のマイナスとなったこともあり、米指標を受けてのドル買いは限られた。ユーロドルは安値付近の1.3530ドル近辺、NZドル/ドルは0.81ドル後半に水準を切り下げたほか、ポンドドルは1.6343ドル、豪ドル/ドルは0.9094ドルまで安値を更新した。
 クロス円はしっかり。主要通貨に対してのドル買いが限定的にとどまると、ドル円の上昇につられ、ユーロ円は139.67円、NZドル円は84.48円、スイスフラン(CHF)円は113.54円、加ドル円は96.92円まで高値を更新した。また、ポンド円は168円半ば、豪ドル円は93円後半を中心に底堅い動きとなった。