LDNFIX ドル円102円前半、ユーロ安・ポンド高継続
2014年02月13日 01:28
ロンドンフィックスにかけての為替相場は動意に乏しい展開となった。主な米指標や注目イベントも予定されておらず、材料難から方向感に欠ける小動きが続いた。4日続伸したダウ平均の下げ幅を限られたが、昨日の大幅上昇の反動から上値の重い動きとなった。また、ブラード米セントルイス連銀総裁の「14年度の米成長率は3%またはそれ以上を予測」、「FOMCは基準を使うアプローチから脱却する必要もある」などの発言が伝わったが、為替相場の反応は見られなかった。
ドル円は東京タイムからの動意に欠ける動きが継続。ダウ平均がさえない動きのなか、上値は重いが102.22円を足もとの安値に下げ渋り、102円前半でのもみ合い相場となった。また、欧州タイムからのユーロ安・ポンド高地合いは継続。ユーロ圏鉱工業生産のさえない結果やクーレECB理事の「ECBはマイナス金利を真剣に検討している」との発言が重しとなり、ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いにも圧迫されたユーロドルは1.3563ドルまで一段安となり、ユーロ円は下値こそ広げていないが、139円前後で戻りが鈍かった。一方のポンドは英四半期インフレ報告を受けた堅調地合いが継続し、ポンドドルは1月末以来の高値となる1.6589ドルまで上値を伸ばし、ポンド円は169.99円まで一段高となった。
オセアニア通貨も小動き。豪ドル/ドルは0.90ドル前半、NZドル/ドルは0.83ドル前半で小幅上下動となり、豪ドル円は92円半ば、NZドル円は85円前半でやや上値の重い動きとなった。