LDNFIX ドル円は買い戻し、米長期債利回り上昇も支え

2014年02月05日 01:15

 ロンドンフィックスにかけて、材料乏しいなかで水準感を探る展開。本日に関しては週末の米1月雇用統計まで主要経済指標の発表が続くなかでの谷間ということで、市場の注目度が高い指標発表などは予定されておらず、やや材料に欠ける展開に。ただ、市場予想を大きく下回った昨日の米1月ISM製造業景況指数の結果を受けた米国経済の先行きに対する不透明感や週末の米1月雇用統計に向けた警戒感といったところから序盤は前日比マイナス圏に沈む場面が見られたダウ平均が上下しながらも底堅く推移したことは、米長期債利回りの上昇を促す格好となり、ドル円の買い戻しを促した。その他、クロス円は伸び悩んだものの下押すことなく横ばいに、ドルストレートは方向感に欠ける展開となった。
 ドル円は上昇。前述した通り、ダウ平均の上昇にともなう米長期債利回りの上昇を支えに戻りを試すと101.61円まで上昇し、前日のレンジの半値戻し水準を達成した。そのほか、ユーロ円は137円前半、ポンド円は165円前半で方向感には欠けたもののしっかりとした推移に。オセアニア通貨も、豪ドル円は90円前半、NZドル円は82円後半を中心に取引された。
 ドルストレートは一進一退に。ユーロドルは1.35ドル前半、ポンドドルは1.63ドルちょうど近辺と本日のレンジの中心近辺での狭いレンジでの小動きに。また、豪ドル/ドルは0.89ドルちょうど前後、NZドル/ドルは0.81ドル半ばから後半と、堅調なダウ平均の後押しもあって本日高値圏での推移となった。