LDNFIX ドル円は上値の重い推移が続く ユーロは上振れ
2014年03月13日 00:53

中国の景気減速懸念や一部の理財商品がデフォルトに陥るリスクに加え、ウクライナ情勢に対する不透明感を背景にリスクテイクに慎重な地合いが継続。欧米の株価の冴えない動きも重しとなって、ロンドンフィックスにかけてもドル円は上値の重い推移が続いた。ダウ平均の続落と米10年債利回りが2.712%まで低下幅を広げる動きにあわせ、ドル円は102.55円まで下値を拡大。6日以来の安値を示現した。ただ、米株価の下げが限定的だったことでドル円の下落の勢いは限定的。クロス円は総じて下げ渋っており、ユーロ円は対ドルの底堅さも背景に142円半ば、ポンド円は170円半ば、豪ドル円は92円前半、NZドル円は87円前後で推移した。
ユーロドルは一時1.3906ドルまで上振れ、7日以来の1.39ドル台回復を果たした。ショイブレ独財務相が中期的にみて金利は非常に低水準であるとの認識を示したことが材料視された。ユーロ圏にデフレの兆しはないとの見通しを示したこともユーロを押し上げた。ただ、この日も大台乗せ水準では戻り待ちの売りに押し戻されている。G7がロシアに対してクリミア自治共和国で実施される住民投票への支持を止めるように呼びかけたほか、ロシアが行動するまで6月にソチで開催される予定のG8の準備を見送るとの見解を示すなど、地政学的リスクも根強く意識されている。そのほか、ポンドドルは1.66ドル前後、豪ドル/ドルは0.89ドル半ば、NZドル/ドルは0.84ドル半ばで小幅な振れ幅。米エネルギー省(EIA)が発表した週間在庫統計で、原油の積み増しが市場予想を大きく上回りNY原油先物が98ドル台まで続落したが資源国通貨の値動きは限定的。NY金先物は逃避資金の流入で大幅続伸している。
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