LDNFIX ドル円は一時104.59円 米指標が好結果
2014年01月16日 01:13

NYタイム序盤、ドル円は米指標の好結果を受けた米金利上昇から104.59円まで上昇した。米1月NY連銀製造業景況指数は市場予想の+3.50を大きく上回り、2012年5月以来、約1年半ぶりの高水準+12.51に。米金利は2.9%台へ上昇した。一方で米12月生産者物価指数は前月比+0.4%と6カ月ぶりの上昇幅となったが、市場予想通りの結果でインフレ圧力は一定の水準にとどまっているとの見方。米株は底堅く寄り付き、ドル円の上昇を支援した。米株式市場の寄り付き前に発表となった米金融機関バンク・オブ・アメリカの10-12月期決算は、純利益が34.4億ドルと前年同期7.3億ドルの4倍以上となるなど昨日のJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴに続き堅調な内容で、市場のムードを好転させる材料となった。
クロス円は、対ドルでの円売りに支えられつつも、米金利上昇により対ドルで弱含む通貨が多かったこともあってまちまち。ユーロ円は141.78円を安値に142円前半へ戻したが、ポンド円は対ユーロでのポンド売りも重しとなって170.44円まで下落幅を広げた。ただ、その後は171円付近まで反発している。資源国通貨も、豪ドル円は93円前半、NZドル円は87円前半と戻りは鈍かった。加ドル円は、ドル/加ドルが1.0932加ドルと加ドル高推移になったこともあって、一時95.60円まで水準を上げた。
米金利上昇によるドル買いから、ユーロドルは1.3582ドル、ポンドドルは対ユーロでのポンド弱含みもあって1.6323ドルまで水準を下げた。また、オセアニア通貨もさえない動きで、豪ドル/ドルは0.89ドル前半と上値が重く、NZドル/ドルは一時0.8331ドルまで水準を下げた。
