LDNFIX ドル円は一時102.23円 イベント控え調整

2013年12月04日 02:14

 NYタイム序盤、ドル円は東京タイム午後に5月23日以来の高値103.38円をつけて以降の調整を継続。5日に欧州中央銀行(ECB)理事会、6日に米量的緩和(QE)縮小開始のカギとなる米雇用統計など重要イベントを控え、調整の円買いが進んだ。欧州株の下落を引き継ぎ、米株が下落して寄り付いたことも、リスク選好の地合いを後退させ、ドル売り・円買いを後押しした。米株が下落の勢いを緩め、ドル円が下げ渋る場面もあった。しかし戻りは限定的で、102.23円まで水準を下げた。
 クロス円も同様に下値を探る展開だった。ユーロ円は一時139.10円、ポンド円は167.97円まで下落。資源国通貨も軟調で、豪ドル円は93.39円、加ドル円は95.92円まで下落。NZドル円も84円半ばを中心としたレンジで上値が重かった。
 対ドルでは各通貨まちまち。ユーロドルは対円でのドル軟化を反映し、1.3596ドルまで上昇した。一方でポンドドルは対ユーロでのポンド売りなどを重しに、ロンドンタイムにつけた高値1.6437ドルから、1.64ドル割れまで下押す場面もあった。
 豪ドル/ドルはNY入りにかけては、ドル売りの流れを受けて0.9144ドルまで上昇した。しかし次第にリスク選好地合いの後退にともなう豪ドル円の下落が重しに。0.91ドル前半レンジを維持しつつも、上値の重さを感じさせる推移に移行した。NZドル/ドルも0.8260ドルを上値に0.82ドル半ばで伸び悩んだ。ドル/加ドルは1.0673加ドルまで加ドル安が進んだ。