LDNFIX ドルは上値の重い展開、材料難から動意鈍い

2013年11月05日 01:14

 ロンドンフィックスにかけては、ドルが上値の重い動きを継続。NYタイム入りにかけて、ドル売りが緩和する場面はあったが、この日発表された米製造業受注が予想を下回ったことがドルの重しとなった。また、米長期金利が2.6%割れまで押し戻されたこともドルの上値を重くした。ただそれ以外に目立った材料はなく、各通貨の値動きは限定的だった。
 ユーロドルは、本日高値をわずかに更新。序盤はドル売りが緩和したことから1.3490ドル台まで押し戻されたが、米指標結果を受けると1.3520ドルまで反発し本日の高値をつけた。ただ、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和に対する思惑がくすぶるなかで、積極的に上値を買い上げる動きも控えられやすかったようで上昇幅は限られた。その他では、ドル/スイスフラン(CHF)も0.9106CHFまでCHF高が進んだ。
 一方で、米長期金利の低下やドル安の流れを受けてドル円は上値の重い展開に。日通しの安値こそ更新しなかったものの、98.70円近辺を中心に安値水準での推移を続けた。クロス円はまちまち。ロンドンタイム前半からの流れを受けて、ユーロ円は133.35円、ポンド円は157.68円、豪ドル円は93.83円、NZドル円は82.02円、加ドル円は94.90円まで買いが先行した。しかしその後は材料難からフローが主導する展開となったため、各通貨の方向性は定まらず、限られたレンジでの上下動が続いた。