LDNFIX ややドル安・円高に傾斜も、レンジは限定的
2014年02月11日 01:20
ロンドンフィックスにかけて、為替相場は動意も限定的で方向感にも乏しい。本日は米国の重要指標の発表も乏しかったが、ロンドンフィックスにかけた動きでややドル安・円高基調に傾斜した。ダウ平均が下げ幅を広げたことや、米長期債利回りの上昇が落ち着き再び低下したことも影響したようだ。
ドル円は瞬間的に大台割れ。本日は目立った材料も見当たらないなかで方向感に欠ける動きとなったが、ロンドンフィックスにかけてドル安・円高に傾斜すると101.99円を示現し大台を割り込んだ。ただ、大台を割り込んだ後は下げ渋ると102円ちょうど近辺での小動きに転じた。クロス円もドル円の動きに追随する格好で、ユーロ円が139.18円、ポンド円は167.20円まで売られるなど、レンジこそ限定的だったが上値の重さが目立った。
一方、材料のあったところでは加ドルが軟調。市場予想を下回った加1月住宅着工件数の結果を背景に加ドルは上値の重さが目立つ格好で、ドル/加ドルは1.1062加ドル、加ドル円は92.28円まで加ドル売りが進んだ。
最後にドルストレートは全般的にレンジの狭さが目立つなかではあったが、ドル売り基調を背景にユーロドルが本日高値圏となる1.3650ドル近辺まで上昇。一方、ポンドドルは1.64ドルちょうど近辺、豪ドル/ドルは0.89ドル前半、NZドル/ドルは0.82ドル後半と方向感なく推移した。