LDNFIX まちまち オセアニア通貨は対ドルで軟調

2013年10月26日 00:50

 NYタイム序盤、ロンドンタイムからの調整のドル買いが散見されたが、市場全般的な方向感はまちまちで、月末も近い金曜日における調整ムードを感じさせる動きだった。ドル円は小休止を交えながらも、ロンドンタイムからの戻り歩調をたどり、97.49円をつけた。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は市場予想を下回る73.2となったが、米8月卸売在庫は予想を上回る+0.5%となった。強弱が混在した結果自体には、為替も大きな反応を見せなかった。
 ユーロドルはNY入りにかけて1.3774ドルまで下落後は1.38ドル前半へ小反発。ただ、市場全般的な方向感はまちまちで、ユーロが反発するなかでも、ポンドは対ユーロでのポンド売りもあって1.6150ドルまでじり安。寄り付き後に比較的底堅い動きを見せていた米株価が上昇幅を縮小したことも重しとなったようだ。豪ドル/ドルも0.9574ドル、NZドル/ドルは11日以来の安値0.8278ドルまで水準を下げた。
 クロス円も方向感に乏しかった。ユーロ円は本日ここまでに比較的狭い値幅で推移していたこともあり、ユーロドルやドル円の動意に連れて水準を上げると、134.47円まで本日のレンジ上限を広げた。一方でポンド円はポンドドル同様に戻りが鈍く、一時157.30円付近まで下押した。資源国通貨は、豪ドル円はロンドン序盤につけた安値93.00円を下値に93円半ば、NZドル円は同じく80.54円から81円前後、加ドル円は92.90円から93円前半に戻した後、やや水準を下げて推移。