LDNFIX さえない米小売データを背景にドル売りが先行

2014年02月14日 01:22

ロンドンフィックスにかけて、ドル売りが先行した。米1月小売売上高は前月比で予想外のマイナスとなり、10カ月ぶりの大幅減少となったほか、同コアも市場予想を下回った。また、同総合・コアともに前月分が下方修正されて、同時に発表された米新規失業保険申請件数は市場予想比悪化の33.9万件となった。低調な米指標結果を受けてドル売りが先行した。ドル円は101.70円まで下押し、ユーロドルは1月27日以来の高値となる1.3692ドルまで上昇した。昨日に英四半期インフレ報告を受けて堅調推移のポンドドルは1.6673ドルまで上値を伸ばし、年初来高値を更新した。東京タイムでさえない豪雇用統計を背景に弱含んだ豪ドル/ドルは0.89ドル後半まで水準を切り返した。
 ドル売り一巡後は、米企業在庫が市場予想を上回る+0.5%となったこともあり、ドルは下げ渋る展開となった。ドル円はダウ平均が下げ幅を縮小する動きを眺めながら102円前半まで水準まで水準を戻した。クロス円も下げ渋り、ユーロ円は再び本日これまでの高値139.69円に接近したほか、ポンド円は169.24円から170円付近、豪ドル円は91円後半、NZドル円は85円前半まで切り返した。