7月ロイター短観 製造業・非製造業とも改善ストップ、高揚感はく落と受注伸び悩みで
2013年07月18日 08:48
ロイターがまとめた7月ロイター短観調査(400社ベース)によると、製造業、非製造業ともに改善の流れが止まった。製造業の業況判断DIは8カ月ぶりに悪化。非製造業も5カ月ぶりの悪化となった。アベノミクスによる高揚感が一服し、受注量が予想ほど伸びていないことや、円安によるコスト高が収益を圧迫していることが景況感を悪化させた模様。もっとも自動車や電機といった円安メリットの大きい業種では、海外からの受注増により改善が続いている。非製造業も2ポイント悪化し改善に一服感が出ている。それでもプラス18と相当高いレベルの景況感が続いている上、先行きも大幅上昇を見通しており、企業マインドは引き続き強そうだ。今回の調査期間は7月1日─12日。回答社数は400社ベースで277社。(ロイター)