14日香港株 買い先行か、欧米株高と米景気見通し改善で
2014年01月15日 10:07
15日の香港市場は前日の欧米市場が上昇した流れを引き継ぎ、買い先行でスタートか。14日のNY市場では、2013年12月の米小売売上高が市場予想を上回ったことなどを材料にダウ平均が5営業日ぶりに反発。欧州でも英、独、仏など主要国の株式指数が上昇した。香港市場は前日に反落していただけに、米景気の先行きへの懸念が後退したことで、買い戻しが優勢の展開が予想される。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、中国IT大手のテンセント(00700)などが香港終値を上回って引けた。
もっとも、中国景気の減速懸念はくすぶっており、本土市場が下落した場合は本土銘柄を中心にリスク回避の売りが出やすい状況だ。14日の上海市場は5営業日ぶりに反発したものの、新規株式公開(IPO)再開に伴う株式需給悪化への警戒感は根強い。