NY為替概況 ユーロに底堅さも、NY休場で動意限定的
2014年01月21日 07:12
NYタイム、為替相場は流動性が低下するなかで小動きに。NY市場がキング牧師生誕記念日の祝日で休場ということで、ロンドン勢の取引終了後は動意に乏しい展開が続くことが見込まれたなかで、為替相場もそれを見越した動きに移行した。そうしたなか、対ポンドでの上昇を支えにユーロは買いが優勢となり、対ドルでは本日高値を更新する場面が見られた。ただ勢い自体は限定的で、全般的には動意の鈍さが目立つ格好だった。NYタイム午後に入ると、ユーロの底堅さは変わらなかったものの、市場参加者が乏しい状況により積極的な取引は手控えられた。
ユーロは底堅さ示す。対ポンドの上昇を支えにユーロは上値を伸ばすと、対ドルは1.3569ドルを示現し本日高値を更新。ユーロポンドは0.8264ポンドまで買い進まれた。また、ユーロ円も141円ちょうど近辺で底堅さを示した後は本日高値更新をうかがう場面も見られた。
ドルストレートは小動きながらしっかり。ポンドドルは1.64ドル前半での推移となったが、資源国通貨では、豪ドル/ドルは0.8821ドルまで上昇し、比較的しっかりと推移。ただ、やはり市場参加者が細るなかにおいては動意は乏しくレンジは限定的だった。一方、NZドルは市場予想を上回るNZ10-12月消費者物価指数の発表を受けて買いが進み、NZドル/ドルは0.8327ドルまで上昇した。
クロス円も小動きに。NYタイム終盤にかけては、やや買い戻しが優勢となり、ポンド円は170円後半から171円前半で推移したほか、豪ドル円は91円後半で底堅さを示し、NZドル円は対ドルと同様の展開で86.74円まで上昇した。ドル円は上下ともに方向感は乏しく、104円前半を中心とした推移となった。