NY市場 円安基調継続、ユーロ円やポンド円の上げが目立つ

2013年11月21日 23:19

 ドル円は101.05円まで上げ幅を拡大し、7月10日以来の高値をつけた。101.00円に観測されていたオプションバリアを上回った水準でストップロスが巻き込まれるような動きにはなっていないが、円売りやドル買いからドル円の騰勢は衰えていない。昨日大きく下落したユーロ円は、本日はほぼ一本調子で上昇し135.99円まで一段高に。ポンド円は162.81円まで年初来高値を塗り替えている。
 テーマとしては、米量的緩和(QE)の縮小開始時期や欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が為替市場の主な動力源となっている。昨日から来月のQE縮小にベットする動きが見られるほか、ユーロ安・ドル高基調もドル円の支援要因。ECBの景気支援が円売りを後押ししている側面もある