NY市場 ユーロ売り一服もリバウンドを試す気配もない
2014年08月27日 00:53
ユーロドルは1.3200を挟んでの上下動が続いている。ショートカバーも入っているようで、売りの動きは一服しているものの、リバウンドを試す気配も見られていない。
ユーロ圏のファンダメンタルズの弱さからECBの追加緩和が期待されており、ユーロは下値模索が続いている。さすがに過熱感も出ており、買戻しも入るようだが、上値は重いといったところ。
1.32台前半にはソブリン系の売りオーダーも観測されているようだ。
今週は金曜日に8月のユーロ圏消費者物価(HICP)速報値の発表が予定されているが、予想は前年比+0.3%と更にデフレに一歩近づくことが見込まれている。
しばらくは、HICPが上向く兆しもなく、ECBの追加緩和期待は根強く温存されそうで、市場は1.30の心理的節目を目指す動きが続きそうだ。