NY市場 ユーロドルは下値模索続く ドル/スイスへの大量のドル買いがきっかけ

2014年07月23日 01:16

ユーロドルは心理的節目の1.35を割り込み、2月につけた年初来安値の水準も下回って来ている。
 
下値警戒感を強める動きではあるが、きかっけはドルスイスへの大量の買いオーダーだったようだ。カストディアン系の買いがまとまって入り、ドルを押し上げ、ユーロドルを押し下げた格好。1.35付近にはソブリン系の買いも観測されていたが、ファンド勢の売りも加わって、一気に吞み込んでいったようだ。
 
ウクライナ情勢が混沌とする中、欧米はロシアへの追加制裁を検討しており、逃避買いがドルに持ち込まれた模様。
 
過熱感を示すテクニカル指標であるRSIは30付近まで低下してきており、やや下げ過ぎ感も出ている。
 
ただ、早期に1.35を回復できないようであれば、次は昨年11月につけた1.3300が下値ターゲットとなりそうだ。
 
今週はユーロ圏の企業景況感指数の発表が予定されており、弱い内容であれば警戒される。
 
 
 
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