NY市場 ポンドドルは水準回復、ECBへの警戒感も強く対ユーロで反発
2014年02月06日 01:21
ポンドドルはユーロポンドでのポンド買い戻しもあって1.6252ドルから1.63ドル前半へ水準を回復。前日引け値とほぼ変わらない水準で推移している。英サービス業PMIの予想比悪化で売りを強めたポンドだったが、明日の英金融政策委員会(MPC)では現状維持が濃厚なうえ、低下基調の失業率を背景に早期利上げ期待は強いまま。目先は12日の四半期インフレ報告に注目が集まる。
かたやユーロに関しては明日のECB理事会で追加緩和が実施されるとの思惑が根強い。こちらも大半が据え置きを予想しているものの、今日のユーロ圏PMIでは企業の価格引き下げが明らかとなっており、小売データの鈍化からはデフレ懸念の台頭も致し方ない状況。ドラギ総裁がハト派寄りのトーンを強める公算は高く、近い将来の緩和実施は避けて通れないとの見方は残りそうだ。