NY市場 ドル円、都合も居心地も良い水準か
2014年04月24日 03:03
NY時間の午後に入ってもドル円は動きは無く、102円台前半での振幅が続いている。上値も次第に重くなっている雰囲気もあるが、一方で下値も底堅く推移しており、上にも下にも行けない状況。
ただ、2月以降、米国債利回りに連動する形で、概ね101円から104円の間での上下動が続いている。この間の米10年債は概ね2.6%~2.8%で上下動しており、チャートは類似の形を描いている。
ドル円は居心地の良い水準なのかもしれない。景気回復か上値期待は根強いものの、日銀の追加緩和期待が一服していることや、FRBも慎重姿勢は維持していることから積極的に上値を試すモメンタムまでは高まっていないといったところ。
100円付近であれば、日本経済にとっても都合の良い水準とも思われる。これ以上円安が進むと、それなりの副作用も出て来る。