NY市場 クロス円の一角が上昇、タカとハトの衝突続く
2014年09月25日 03:23
クロス円の一角が堅調に推移。加ドル円は98.52円、豪ドル円は96.78円、NZドル円は88.00円まで高値を更新。米株価指数の反発が続き、米長期債利回りがさらに上昇するなど、リスク選好のパターンとなっている。
本日はメスター米クリーブランド連銀総裁とエバンス米シカゴ連銀総裁の発言が伝わっている。メスター総裁はタカ派的なスタンスを示しつつ、「ドル高による影響はあるが、主要なリスクではない」と語り、ハト派のダドリーNY連銀総裁をけん制した。ダドリーNY連銀総裁は今週ドル高に言及し、話題となっている。
エバンス総裁は「利上げは辛抱強く待つべき」、「現在直面しているリスクは早計な利上げ」と述べ、相変わらずハト派色が強かった。「3-4%の賃金上昇はインフレ圧力につながりそうにない」とも語っている。賃金の伸びが多少加速したとしても利上げにはつながらないと示唆しているようだった。今月のFOMCでもみられたように、タカ派とハト派の衝突が続いている。