NY市場 イエレンFRB議長はやはりハト、ドル円は一時102円台を回復

2014年05月07日 23:18

注目されたイエレンFRB議長の証言内容が伝わっている。先週末の米雇用統計は強かったが、イエレンFRB議長は「満足できる状況からほど遠く、労働市場にはかなりのたるみが残されている」と述べた。利上げ時期を示唆するような内容は全く見当たらない。景気認識については、第1四半期のGDPの減速は一時的なものであるとした。米住宅市場の弱さには一定の警戒を払っている。
 ドル円は瞬間的に102.02円まで上値を伸ばした後、101.60円付近まで押し戻されている。手がかりとなる証言内容はないが、上昇して始まった米株式市場が失速し、円買いを誘っている。ユーロ円は142.00円から141.60円付近まで伸び悩み。その他のクロス円も重くなっている。