香港前引け 反発、250日移動平均線上回る

2014年02月25日 14:54

25日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.45%高の22489.84ポイントだった。H株指数は0.58%高の9854.24ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で312億6500万HKドル。
 
 ハンセン指数は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、高くスタート。その後もプラス圏で堅調に推移した。周辺アジア市場が堅調に推移していることで買い安心感が広がり、投資家が運用リスクを取る動きが広がっている。中国人民銀行(中央銀行)が25日の公開市場操作(オペ)で1000億元の資金を吸収したが、資金吸収を市場は織り込んでいたことで、相場への影響は限定的だった。指数は香港市場でブル・ベア判断の分岐点とされる250日移動平均線(25日前場終値時点で22474.34ポイント)を上回って午前の取引を終えた。
 
 個別では、IT大手のテンセント(00700)が買われ、相場の上げを主導した。カジノ銘柄のサンズ・チャイナ(01928)、銀河娯楽(00027)も高い。台湾系食品メーカーの康師傅控股(00322)、中国旺旺(00151)の上げも目立つ。半面、2013年12月本決算の税引き前利益が市場予想を下回ったHSBC(00005)が逆行安。中国政府系の小売り・食品会社、華潤創業(00291)も安い。