見通し(東京市場 株式) 米株高への反応は限定的で小安い展開に
2014年05月12日 08:12
東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14100円-14250円。米株市場はダウ平均が過去最高値を更新。他の指数も上昇したが小幅高にとどまっており、日本株への影響は限定的とみられる。ウクライナ情勢は引き続き緊迫した状態であり、為替市場ではリスク回避から円買いに進みやすいとみられ、株式市場への重しとなる可能性が高いと考える。日経平均は5日線(14267円)に上値が抑え込まれる形状で、心理的節目である14000円がサポートラインとして意識されよう。経済指標では、8時50分に3月国際収支、14時に4月景気ウォッチャー調査、企業決算では13時のアステラス製薬、14時の石油資源、宇部興、スクエニHDなどが注目される。
9日のNY株式相場は上昇。ダウ平均は前営業日比32.37ドル高の16583.34ドルで終了し、終値ベースでの過去最高値を更新した。 NASDAQは前営業日比20.37ポイント高の4071.87ドル、S&P500は前営業日比2.85ポイント高い1878.48ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ35円安の14175円、ドル建ては25円安の14185円で終えた。