米感謝祭商戦、振るわず 値引き響く、ネットは好調
2013年12月03日 09:04
全米小売連盟によると、今年の感謝祭商戦(11月28日~12月1日)の小売店売上高(推計)が、前年比3%減の574億ドル(約5兆9100億円)だったことが2日分かった。セール開始を早めて感謝祭当日から営業する大手が相次いだが、値引き合戦で客単価が下落した。感謝祭セールは年末まで続く商戦の行方を占うとして注目される。1人当たりの平均支出も407・02ドルと前年を4%下回った。買い物をした人の数(ウェブサイトを通じた分も含む)は1億4100万人を超え、前年の1億3900万人を上回ったと推計している。米調査会社コムスコアによると、インターネット通販の売上高は感謝祭当日(28日)が21%増の7億6600万ドル、翌日も15%増の11億9800万ドルと好調だった。スマートフォンやタブレット型端末などの普及で「多くの消費者は人混みや行列を避け、自宅で快適に買い物をするのを好んでいる」と分析している。ニューヨーク共同が伝えた。