欧州債(12日) 続伸、ポルトガル懸念で買い優勢
2013年07月13日 01:51
◆独10年債利回り:1.560% -0.063
◆英10年債利回り:2.328% -0.051
独債は続伸(利回り低下)。ポルトガル政局不安への懸念からポルトガル10年債利回りは7.838%まで急騰するなど、南欧諸国のリスクが意識され、安全資産とされる独債は続伸。ポルトガル大統領が内閣改造案を拒否し、来年に総選挙を実施する可能性が浮上していることから、ポルトガル政局不安が長期化される懸念が出ている。また仏格下げの噂も、独債買いの支援材料となった可能性はある。独10年債利回りは一時1.536%まで低下した。
英債も続伸(利回り低下)。独債同様に、ポルトガル懸念が買い材料に。また、バーナンキFRB議長のハト派発言から、世界各国で金融緩和策の継続が見込まれていることも、引き続き支援材料となっている。英10年債利回りは一時2.290%まで低下した。