東京市場概況 日銀後振幅もドル高株安に戻す
2014年01月22日 15:14
今日が二日目となる日銀金融政策決定会合は金融政策の現状維持を決定。注目された10月の日銀展望レポートの中間評価にかんしては、14年の成長率見通しを0.1%に引き下げたほかは、13~15年の成長率、物価見通しに変化がなく、当初は落ち着いた展開となった。
しかし、後場に入った東京株式市場では、海外勢の一部で追加緩和期待があった分の株安が広がり、日経平均が一時150円超まで値を下げる展開に。リスク警戒感からドル円クロス円では円買いが強まり、ドル円は一時104円割れまで値を落とす展開が見られた。
その後、日経平均の下げ幅縮小、プラス転の動きのなかで、ドル円も値を戻し、104円台半ば越えと今日の高値圏に。
9時半に発表された豪消費者物価指数(CPI)は、トリム平均の前期比、前年比がともに予想をお菊上回る高数字となった。指標の結果次第では、先週の雇用の弱さを受けて思惑が広がった追加利下げへの期待感が一気に強まるところだっただけに、今回の数字で逆に一気に豪ドル買いに。