東京市場概況 リスク警戒感続く

2014年01月20日 15:14

週明け20日の東京外国為替市場は、前週からのリスク警戒の流れを引き継ぎ、円高がやや優勢な展開となった。NZウェリントン市場が休場(同国オークランドはオープン)で参加者が少ない早朝のオセアニア市場で前週金曜日の安値を割り込み、ストップを巻き込んで104円近辺を付けた後、いったんは値を戻したものの、一時100円超の下げを見せた日経平均の動きなどに再び円高が強まり、仲値後に103円87銭まで下げ幅を広げる展開に。
その後中国第4四半期GDPが予想を上回ったことなどを好感して安値からは値を戻したものの104円を挟んでのもみ合いが続くなど、戻りが鈍い展開が続いた。
直近で売りが目立つ豪ドルは、11時の中国指標発表を前に調整の動きが強まり、対ドルで3年ぶりの安値を付けるなど軟調な地合いとなったが、中国GDPの結果を受けてやや値を戻す展開に。もっとも、対ドルの0.88台では売りが入るなど、地合いは下方向。