東京市場午前 ドル円は6週間ぶりの97円台前半 ドル買い、円買い

2013年08月07日 12:32

7日午前の東京市場でドル円は97.09近辺と6月25日以来の安値を付けた。昨晩、エバンス米シカゴ連銀総裁は9月のFOMCで量的緩和が縮小される可能性を示したことでドルが売られ、東京市場でもドル売りが先行した。日経平均株価が380円超の下げ幅となるなど日本株の下落もドル円には重石となった。昨日の安値、97.50を下抜けるとストップロスのドル売りを巻き込み値を崩した。今月15日には米債のまとまった償還と利払いがあり、ドル売り/円買いを誘っているとの指摘もあった。
昨晩の米株に加えて、本日の日本株やアジア株も下落しており、リスク回避的にドルと円が買われている面もある。ドルは主要通貨に対して強含み、クロス円は下落している。豪ドル円は年初来安値を更新した。

朝方発表されたニュージーランド4-6月期の雇用統計で失業率は6.4%と予想と前回値を上回った。NZドルは軟調に推移している。