東京市場 為替概況 ドル買い優勢 豪ドルは弱含み

2014年01月07日 15:11

7日の東京市場はドル買いがやや優勢だった。午後に入って特段材料は聞かれなかったが、ストップロスのドル買いが入ったといい、ドル円は104.63近辺まで上昇した。午前は仲値にかけて輸入企業のドル買い/円売りが入り、戻り上値を試す場面もあったが、日経平均株価が下げ幅を100円超に広げる場面で104.20前後に押し戻されていた。これまでの安値は早朝に付けた104.17近辺。
朝方に米上院がイエレンFRB議長候補の承認投票で賛成多数で可決したことが伝わったものの、想定内ともあって目立った反応はなかった。第15代議長として2月1日に就任し、女性初の議長として2期8年務める構えだ。
 
9時半の豪州の貿易収支が発表された前後にドル買いが進む場面もあった。豪州11月の貿易収支は予想以上に赤字額が減少していたものの、豪ドル買いは限定的で、発表後に豪ドル売り/ドル買いが一段と進んだ。中国経済への警戒感が重しになった面がある。また、仲値にかけて輸入企業のドル買い/円売りが入ったようで、全般的なドル買いを誘った面もありそうだ。