東京市場 様眺めムード漂う、午前の株安にも円高は限定的
2014年01月17日 14:55

17日の東京市場は、全般に小動き。前日の米株が反落したことを受けて、午前の日経平均は一時125円安と売られた。しかし、為替市場では円買いの動きは限定的だった。ドル円は一時104.20レベルまでの下げにとどまり、前日安値104.15レベルはサポートされている。その後は日経平均の下げ渋りとともにドル円もじり高となる。午後には日経平均が上げに転じる場面があり、ドル円は104.42レベルの高値をつけた。クロス円はやや円買い方向に動いている。豪ドル円は92.10レベルから91.70台へ、ポンド円は170.60-70レベルから170.20近辺へと一時水準を下げている。豪ドルは、アジア株が軟調に推移していることも影響したようだ。一方、ユーロ円は142円をはさんで方向感に欠けている。いずれもドル円と同様に前日安値には届かず午後には値を戻す動き。全般に小動きで、この後のNY市場が三連休を控えていることもあって模様眺めムードが広がった。
月月例経済報告では、景気判断を「緩やかに回復している」に上方修正した。上方修正は4カ月ぶりとなる。個人消費や設備投資など主要民需に伸び、としながらも、先行きは消費増税前の駆け込み需要の反動も、と指摘されていた。一方、2月消費者態度調査では、消費マインド判断を下方修正、「足踏みがみられる」とした。消費者態度指数は前月から1.2ポイント低下した。
