東京市場 午後概況 資源国通貨は堅調も、全般的には週末相場の様相

2013年07月12日 14:53

 午後の為替相場はもみ合い。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を発端としたドル安も落ち着き、日銀政策決定会合も無風で通過したことから、本日については週末相場の様相で為替相場の動意は限定的に。日経平均はボラタイルな動きながら、売り一巡後はプラス圏を回復して前引け、午後に入ってからは底堅さこそ維持したが、上値を試す勢いに欠けたことから、為替相場を動意づかせる材料とはなりにくかった。
 ドル円・クロス円はもみ合い。各通貨を動意づかせる材料に欠けたことからもみ合いが続く展開で、ドル円は99円ちょうど前後で推移。クロス円も、ユーロ円が129円半ば、ポンド円は150円前半での狭いレンジでの動きに。一方、資源国通貨は日経平均の持ち直す動きもあって比較的しっかりとした動きで、豪ドル円は91.04円、NZドル円は78.06円まで買い進まれる場面が見られたほか、加ドル円も95.69円まで上昇した。
 またドルストレートは、ユーロドルは1.30ドル後半、ポンドドルは1.51ドル後半を中心に推移。また、FRB議長講演後のドル安基調が一服したことで資源国通貨の動意も鈍く、豪ドル/ドルは0.91ドル後半、NZドル/ドルは0.78ドル後半を中心とした動きにとどまった。