東京市場 午後概況 格下げ懸念で一時豪ドル売りに

2015年02月19日 15:19

東京午後の為替市場では豪ドルが下落。米WSJの報道から豪州の格下げ警戒感が浮上した。米WSJは格付け会社S&Pの認識を伝えた。豪財政状況は世界的な景気ショックに対してぜい弱と指摘されている。0.7843ドルまで強含んでいた豪ドル/ドルは0.7786ドルまで下げに転じた。21日移動平均線をやや上回る水準から押し戻される格好となっている。豪ドル円は92.41円まで軟調に推移。ただ、豪格付けについてS&Pは「今後2年間で格付け変更の大きなリスクを認識せず」とも語っており、豪ドル売りには巻き戻しも入っている。豪ドル安に連動し、NZドル/ドルは0.75ドル半ば、NZドル円は89円半ばへ重くなった。
 
ドル円は118.42円の安値から118.70円付近まで切り返した。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容がハト派寄りだったことが尾を引いているが、ドル売りは後退しつつある。日経平均株価は2000年5月以来の高値で引けた。ユーロ円は135.52円まで小高く推移。ポンド円は183円前半、加ドル円は95円前半で小動き。
 
ユーロドルは1.14ドル前半、ポンドドルは1.54ドル半ばで動意が鈍い