東京市場 午後概況 株価の水準回復でドル円は120円半ばへ回帰
2015年01月05日 15:36
午後は本邦株価の持ち直しを眺めながら、ドル円が朝方からの下げ幅をほとんど埋めきって119.98円の安値から120.60円近辺まで水準を切り上げた。日経平均株価はプラス圏を回復させ、一時17540円まで上値を拡大させる場面があった。ただ、ユーロ円は144円付近、ポンド円は184円半ば、スイスフラン(CHF)円は119円後半で戻りがいっぱい。早朝にユーロを筆頭に急落を演じた欧州通貨が、反発を一巡させて再び上値が重くなったことでクロス円は伸び悩んだ。ユーロドルは1.1930ドル近辺、ポンドドルは1.52ドル後半まで失速している。
資源国通貨はまちまち。豪ドルは対ドルが0.8035ドル、対円が96.85円までレンジ下限を広げた一方、NZドル/ドルは0.76前半、NZドル円は91円後半で下げ渋り。加ドル円は102円前後で横ばいとなり、ドル/加ドルも1.18加ドル付近で動意が限定的。
年頭記者会見に臨んだ安倍首相は通常国会を改革断行国会にしたいと発言。今年も経済最優先で取り組み、経済対策を早期に実行に移すと述べたが市場の反応は限られた。