東京市場 午後概況 本邦債券安・株安で円買い ドル円昨日安値割り込む
2015年02月13日 15:32
東京タイム午後は円買いが優勢となり、ドル円の下落を通じてドル安の動きも入った。財務省が実施した5年国債入札では、前回から応札倍率が低下しテールが拡大。低調な結果が本邦中長期債金利の上昇を誘う格好となると、不安定な金利動向を背景に日経平均株価が下げ幅を広げた局面で円買いが強まった。ドル円は一時118.42円まで売られ、昨日の米市場でつけた安値を下回った。ユーロ円は135.24円、スイスフラン(CHF)円は127.61円、加ドル円は94.74円まで下値を広げている。
ユーロドルは1.1439ドルまで6日以来の高値を塗り替えた。ドル円下落によるドル安もサポート要因。ウクライナ停戦合意や、ギリシャ協議進展への期待もマインドの好転につながっている。ギリシャ当局者とトロイカが、本日にも話し合いを実施する可能性が伝わっており、16日の財務相会合で一定の前進がみられるとの見方もある。ポンドドルは1.5419ドル、豪ドル/ドルは0.7793ドル、NZドル/ドルは0.7459ドルまでレンジ上限を拡大。ドル/CHFは0.9277CHF、ドル/加ドルは1.2487加ドルまで対ドルで強含んだ。