東京市場 午後概況 日経平均下げ幅500円超に、ドル円は119円割れ
2015年01月06日 15:57

東京タイム午後の為替相場は円買いの流れが継続。後場の日経平均が下げ幅を500円超に拡大し、リスクオフの動きが一段と強まった。ギリシャ情勢の先行き不透明感や原油安を背景に日米株が大幅下落した。ただ、原油安は長期的には日米景気にプラスの影響を与える可能性が高く、リスク回避の動きというより利益確定売りを誘ったという印象が強い。
ドル円は119円大台を割り込み、118.87円まで安値を更新した。ユーロ円は142.14円、ポンド円は181.39円、スイスフラン(CHF)円は118.28円、加ドル円は101.24円まで下押し、午前の安値を塗り替えた。ユーロドルは1.19ドル半ばでもみ合い。週明けの昨日早朝に1.1861ドルの2006年3月以来の安値をつけた後は下げ渋っているが、戻りの鈍い動きが続いている。ポンドドルも1.52ドル半ばで動意薄。本日は英12月サービス業PMIが発表される予定。同製造業・建設業PMIが市場予想を下回っており、サービス業もさえない結果となれば、英景気減速への警戒感が強まる可能性も。
豪貿易収支や中国の経済指標を受けたオセアニア通貨の上昇は一服。ドル円が下値を広げる中、豪ドル円は96円後半、NZドル円は92円付近に水準を切り下げて推移。また、豪ドル/ドルは0.81ドル前半、NZドル/ドルは0.77ドル前半で小動き。

