東京市場 午後概況 小動き、主軸となるテーマは見当たらず

2014年04月15日 16:09

東京午後の円相場は小動き。欧州勢の参入を待つなかで取引が手控えられた。本日はNYタイムにイエレンFRB議長の講演が予定されているほか、欧米や英国の経済指標発表が多い。全般的に調整含みの展開が続いており、手がかりを得たいとのムードが強いと思われる。日経平均株価は上げ幅を縮小したが、失速は限定的で円相場を動意づかせるきっかけにはなっていない。
 ドル円は101.99円までやや強含んだ後、101円後半でもみ合い。値幅は20銭に満たない。昨日から102円ちょうど前後が抵抗となっており本日も押し戻されている。ユーロ円は140円後半、ポンド円は170円前半で小動き。
 豪ドル/ドルは0.93ドル後半、豪ドル円は95円半ばで豪ドル売りが優勢。豪準備銀行(RBA)議事録が公表された後の豪ドル安は一服し、模様眺めとなっている。NZドル/ドルは0.86ドル半ば、NZドル円は88円前半で調整。明日発表される1-3月期のNZ消費者物価指数(CPI)の結果次第で、NZ政策金利に関する思惑が大きく左右されるため警戒感がある。来週24日にNZ準備銀行(RBNZ)は政策金利と声明を発表する。
 ポンドドルは英CPIなどの発表を控えて、1.67ドル前半でやや重い。ユーロドルは1.38ドル前半で昨日からの安値圏を引き継いでいる。