東京市場 午後概況 ドル円は小動き、欧州勢の参入待ち

2015年03月02日 15:15

東京午後のドル円は119.80円付近で小動き。午前に119.96円まで強含んだ後は、小幅高のままもみ合いを続けている。週末に中国人民銀行(PBOC)が追加利下げに踏み切ったことは引き続き材料になっていない。欧州勢の参入を控えて売買が見送られている。本日はユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)・速報値やユーロ圏1月失業率などが発表される予定だが、欧州中央銀行(ECB)による量的緩和拡大にはあまり焦点があたっていない。ECBは現行の緩和策の効果を見極める必要がある。
 
ユーロ円は134円ちょうど付近、ポンド円は184円半ばで小動き。加ドル円は95.90円まで強含んだが値動きは狭い。
 
豪ドル/ドルは0.7762ドル、NZドル/ドルは0.7521ドルまで下押した後、本日の安値圏で底ばいとなっている。豪ドル円は93.03円、NZドル円は90.15円まで弱含み。豪準備銀行(RBA)の追加利下げ観測があるなかで、オセアニア通貨は重い。
 
ユーロドルは1.1180ドル付近で小動き。ポンドドルは1.54ドル割れから小幅に戻したが、対ドルで欧州通貨の方向感は限定的。