東京市場 午後概況 オセアニア通貨に売り、ドル円102円後半で動意薄
2014年03月31日 15:35
東京午後の為替市場では、オセアニア通貨にやや利益確定の動きが若干強まった以外は動意に鈍い展開となった。午前のドル円は、年度末最終日を迎え、実需筋の売買が活発する場面もあったが、方向感が出なかったこともあり、午後では102.80円台でのもみ合い相場が続いた。先週末に続き、本日もドル円は103円手前で押し戻されている。後場の日経平均は大引けにかけて上げ幅を拡大するなど、堅調推移となった。
オセアニア通貨はやや利益確定の売りが優勢に。直近で堅調地合いを続けているオセアニア通貨は小幅に調整下げが優勢となり、豪ドル/ドルは0.9218ドル、NZドル/ドルは0.8647ドルまで下押し、豪ドル円は94.79円、NZドル円は88.91円まで足もとの安値を更新した。
ユーロは欧州タイムにユーロ圏3月消費者物価指数(HICP)・速報値の発表を控え、模様眺めムードが強く動意は限定。ユーロドルは1.37ドル半ば、ユーロ円は141円半ばを中心に小幅上下。ユーロ圏3月HICPの市場予想は前年比で+0.6%となっているが、一部では市場予想を下回るとの見方も出ている。新規材料が乏しいなかポンドも動意が鈍く、ポンドドルは1.66ドル前半、ポンド円は171円前半で狭いレンジ内での推移にとどまった。