東京市場 午後 豪ドルの上昇一服、ドル円は様子見
2014年02月12日 15:38

東京午後の為替市場は動意の鈍い展開。昨日のイエレンFRB議長の議会証言を波乱なく通過したことで、市場の関心が週後半の欧米経済指標へ移り、市場はやや材料不足の状態に。各通貨とも限られたレンジでの推移が続いた。
ドル円は102円半ば、ユーロ円は139円後半、ポンド円は168円半ば、加ドル円は93円前半でもち合った。また、黒田日銀総裁が「量的・質的緩和、これまで十分効果を発揮している」、「リスク顕在化ならためらいなく政策を調整」と述べたが、市場への影響は限定的だった。一方で、午前中に市場予想を上回る中国の貿易黒字を受けて強含んだ、オセアニア通貨の上昇は小休止。豪ドル/ドルは0.9067ドル、NZドル/ドルは0.8353ドルをそれぞれ頭に、買いの勢いが一服した。とはいえ、足もとオセアニア通貨に有利な指標結果が続くなかで、下押しはほとんど見られず。高値圏で底堅い推移を続けた。オセアニア通貨は対円でもしっかり。豪ドル円は92円後半、NZドル円は85円半ばで推移した。
ユーロドルも小動き。豪ドル/ドルが伸び悩んだ局面で、1.3626ドルまでレンジ下限を広げたが、材料難から追随売りも見られず。下げ一巡後は、それまでのもち合いレベルである1.36ドル半ばへ戻した。
