東京市場 午後 調整の円買いも一服、ドル円104円前半で上値重い
2013年12月19日 16:11
東京タイム午後は、ドル円・クロス円ともに小幅水準を戻す。午前は、海外市場での急速の円売りに対しての巻き戻しの動きが優勢となったが、午後はその動きは一服した。ドル円は午前の103.77円を足もとの安値に104円前半に水準を戻した。ただ、104円前半ではやや上値も重くなっている。クリスマスや年末に近付き、目先は利食い売りも出やすい。とは言え、米量的緩和(QE)縮小開始による株価下落の警戒感が緩和されたことから、株高を背景としたリスク選好の円売り・米長期債利回り上昇を受けてのドル高傾向を支えに、ドル円の上昇基調は続きそうだ。後場の日経平均は上げ渋るも、前日比200円超高水準を維持しての推移となった。
クロス円はドル円の切り返しを受けて円買い圧力は緩むも、戻しは限定的。ユーロ円は142円前半、ポンド円は170円前半、豪ドル円は92円付近、NZドル円は85円前半での小動きが続いた。ドルストレートは、午後に入って一段と動意が鈍くなり、ユーロドルは1.3670ドル付近、ポンドドルは1.6375ドル付近、豪ドル/ドルは0.88ドル半ば、NZドル/ドルは0.81ドル後半で狭いレンジ内での推移となった。ほぼFOMC結果公表後の安値圏での推移が続いている。マカファティー英MPC委員の「来年、突然利上げが行われることはない」と発言が伝わったが、ポンド相場への影響は見られなかった。