東京市場 午後 様子見ムードの強い展開

2013年07月23日 16:07

 東京午後の為替市場は、様子見ムードの強い展開。経済指標の発表がなかったほか、特段の目立ったニュースもないなかで、調整主体の値動きとなった。日米のイベントを無事に通過したものの、次なる方向性は秋までの指標結果を見て判断したいとの思いも、市場の動意を鈍くさせている可能性はある。関連市場では、日経平均株価が後場に14820円まで上昇幅を拡大したが、ほとんど材料視されなかった。
 ドル円は、昨日のドル売りの流れに調整が入ったことを支えに、99.14円の安値から99円半ばまで持ち直した。クロス円もドル円の切り替えしを支えに、ユーロ円が131.48円、ポンド円は153.12円まで上昇幅を広げる場面が見られた。ただ、積極的に円を売りこむだけの材料も少なく、ドル円・クロス円の戻りも限定的だった。
 一方で、他通貨は対ドルで上値が重くなった。ユーロドル1.3208ドルを高値に1.31ドル後半へ、ポンドドルは1.5377ドルを頭に1.53ドル半ばへ押し戻された。昨日に進んだドル売りが、短期勢中心に巻き戻されたことが背景。アジア株式市場が底堅い動きとなっていることを手掛かりに午前はじり高で推移していた豪ドル/ドルも、中国株が伸び悩んだことで、上昇の勢いが一服。0.92ドル半ばまで売り直された。