東京市場 午後 株高一服、ドル円上げ渋るも104円後半しっかり
2013年12月26日 16:14
東京タイム午後は、株高を背景とした円売りが一服。ただし、後場の日経平均は上げ渋るも終値では2007年11月以来の高値となり、TOPIX終値も5月の年初来高値を更新し、2008年8月以来の高値をつけるなど堅調推移が続き、ドル円・クロス円の押し戻しは限られた。今週いっぱいクリスマス休暇に入っている海外勢が多く、動意に乏しい相場展開となっているが、流動性相場を背景とした円安基調が続くなか、ドル円は105円台に向けてじりじりとレンジ下限を切り上げている。黒田日銀総裁は安倍首相との会談後、日本経済が2%の物価目標に向かって順調に推移していると首相に説明したことを明らかにしたが、目新しいものはなく為替市場での反応は見られなかった。
ドル円は上昇一服も、104円後半で底堅い動き。午前に5年2カ月ぶりの高値となる104.85円まで上値を伸ばしたドル円は105円大台を試す動きはお預けとなるも、104.70円付近でしっかり。日経平均の上昇が一巡したことを受けて、クロス円も高値から離れるも底堅い動きで、ユーロ円は143円前半、ポンド円は171円半ば、加ドル円は98円前半を中心に小動きが続いた。オセアニア通貨は、3日続伸となっていた上海総合指数が1%超の大幅反落が重しとなるも、豪ドル円は93円台を維持し、NZドル円は85円半ばでの推移で、押し戻しは限定的にとどまっている。
対ドルでは、オセアニア通貨を中心にややドル買いが優勢になるも、方向感が出ず値幅は限定的。豪ドル/ドルは0.8881ドル、NZドル/ドルは0.8162ドルまで下押した。また、堅調のポンドドルは1.63ドル後半での小動きで、ユーロドルは1.3670ドル台で横ばい推移が続いた。