東京市場 午後 株高に反応示さず、ドル円102円半ばでもみ合い

2014年02月25日 15:33

東京午後は、午前同様に動意が鈍い。1カ月ぶりの1万5000円の大台を回復した日経平均は、後場に入っても前日比200円を超える高い水準で堅調地合いを維持した。ドル円・クロス円はともに底堅さを示すも、リスク選好の円売り地合いは強まっていない。寒波の影響が長引いており、米経済実体の把握の難しさも相場の方向感を鈍くしている。また、ウクライナ情勢次第ではリスク回避の動きが強まる可能性への警戒感もドル円・クロス円の上値を重くしているもよう。ドル円は102円半ばで横ばい推移。本日これまで102.45円-102.63円の狭いレンジ内に納まっている。ユーロも小動きで、ユーロドルは1.37ドル前半、ユーロ円は140円後半で小幅上下動。来週の欧州中央銀行(ECB)理事会を前に、今週末にユーロ圏2月消費者物価指数の発表を控えていることから、ユーロも方向感が出にくい。また、ポンドドルは1.66ドル後半での推移が続き、ポンド円は170.97円までわずかに上値を伸ばし、昨日の高値を上回った。
 豪ドルはやや重い動きで、豪ドル/ドルは0.90ドル前半、豪ドル円は92円半ばで推移。中国株が後場に入って再びマイナス圏に転じ、下げ幅を拡大する動きも嫌気された。また、NZドル/ドルは0.8330ドル近辺、NZドル円は85.40円付近の前日NY終値水準での推移となった。