東京市場 午後 材料難でこう着感強い、ドル円は102円前半
2014年02月27日 15:38

東京午後も手がかりが少なく、材料難からこう着感が強い相場となった。日経平均が一時プラス圏に浮上するなど、戻し気味に推移したこともあり、ドル円・クロス円は底堅く推移したが値動きは限られた。イエレンFRB議長の上院銀行委員会での議会証言を前に様子見ムードも強い。議長の議会証言に関しては、前回11日下院での議会証言から2週間ぐらいしか経っておらず、市場関係者はサプライズとなる可能性が低いと見ている。ただ、低調な米経済指標が続いていることや不安定なウクライナ情勢を受けて、発言に変化が出るか注目したいところだ。
ドル円・クロス円は小幅上下動。日経平均が一時1万5000円大台を回復するなど、プラス圏に浮上したことを好感し、ドル円は102.45円までレンジ上限を広げたが、日経平均が1万5000円の大台に定着できず伸び悩んだこともあり、ドル円は102.30円付近に押し戻されて横ばい推移が続いた。本日これまでのレンジはわずか22銭にとどまっている。ユーロ円は140.21円を頭に140円前半での小動きとなり、ポンド円は170円半ば、NZドル円は85円前半で動意が鈍かった。また、豪ドル円は下げ渋るも、戻しは91円半ばにとどまった。
ドルストレートも小動き。昨日にウクライナ情勢への懸念から売りが優勢となったユーロドルは1.36ドル後半で狭いレンジ内の推移にとどまり、ポンドドルは1.66ドル後半、NZドル/ドルは0.83ドル前半でしっかり。市場予想を大幅に下回った豪10-12月期民間設備投資を背景に0.8917ドルまで下落した豪ドル/ドルは0.8940ドル付近までやや水準を戻した。
