東京市場 午後 日経平均は5営業日ぶりに反発だが、円高懸念残る
2014年02月05日 15:26
東京午後の為替市場で、円相場は小動き。新興国懸念や世界同時株安などを背景とした円高は一服し、ドル円やクロス円は昨日から戻りを試しているが、本日は比較的注目度の高い米経済指標が発表される予定で、このところの流れからすると警戒せざるを得ない。寒波の影響で弱い米経済指標が続くなら、米国を中心とした主要国経済の回復シナリオに対する疑問符が増し、リスク回避傾向が再燃しやすい。また、明日には英金融政策委員会(MPC)や欧州中央銀行(ECB)理事会が政策金利などを発表する予定となっており、ユーロ円やポンド円に下方リスクがつきまとっている。
前引けから後場寄りにかけて日経平均株価は急速に伸び悩み、ドル円やクロス円の重しとなったものの、日経平均株価は前日終値水準から切り返し、5営業日ぶりに反発して引けた。ドル円は101円半ば、ユーロ円は137円ちょうど前後、ポンド円は165円半ば、豪ドル円は90円前半、NZドル円は83円前半で推移している。
豪ドル/ドルは昨日からの反発が一巡し、0.88ドル後半でもみ合いに。豪ドル/ドルに連れ高していたNZドル/ドルも0.82ドルちょうど前後で上げ一服。ユーロドルは1.35ドル前半、ポンドドルは1.63ドル前半で小動き。