東京市場 午後 日経反落で円買い強まるも、ドル円104円前半

2013年12月24日 15:49

 東京タイム午後は、やや円買い戻しが優勢に。午前に円売りを後押しした日経平均が、後場に入って上昇が一服し一時マイナス圏に転じるなど、さえない動きとなったのが背景。約6年ぶりの1万6000円台に乗せた日経平均は18円高の15889円で大引けた。ドル円は上値が重くなり、クロス円は安値更新の動きになったが、値動きは限定的にとどまった。欧米勢を中心に今週いっぱいくらいクリスマス休暇に入る市場参加者が多く、方向感に欠ける閑散取引が続いている。ドル円は午前の104.42円を高値に上げ渋るも、104円前半で底堅い動きとなった。ドル円の先高感は強く、日米株高や上昇基調で推移する米長期債利回りを背景にドル円の下値は堅い。
 日経平均のさえない動きを眺めながら、クロス円は徐々に上値が重くなり、値幅こそ限られるが軒並み安値更新の動きとなった。ユーロ円は142.53円、ポンド円は170.21円、スイスフラン円は116.43円まで下押したほか、資源国通貨もじり安で、豪ドル円は92.84円、NZドル円は85.26円、加ドル円は98.08円まで安値更新となった。
 ドルストレートは若干ドル買いが優勢で、1.37ドル台で上値が重いユーロドルは1.3677ドルまで下押した。また、ポンドドルは1.63ドル半ば、豪ドル/ドルは0.89ドル前半、NZドル/ドルは0.81ドル後半で狭いレンジ内での推移が続いた。