東京市場 午後 新興国懸念を背景とした円高圧力が継続
2014年01月27日 15:45

東京午後の為替市場で、ドル円・クロス円は先週末からの円高水準でもみ合い。資金流出を背景とした新興国市場の動揺が増幅し、主要国の景気回復を脅かすのではないかと懸念されている。大幅安の日経平均株価は節目の15000円を挟んで安値もみ合いを続けた。
ドル円は102円半ば、ユーロ円は140円前半、ポンド円は169円ちょうど前後でほぼ横ばい。東京早朝以降は円高圧力が緩んでいるが、ドル円やクロス円の戻りは先週末のNYタイムの水準までとなっている。豪ドル円は89円半ば、NZドル円は84円前半で戻りが抑えられている。
豪ドル/ドルは0.8736ドルまで強含み。材料は見当たらないものの、豪ドル売りがやや巻き戻された。NZドル/ドルは0.82ドル前半でもみ合い。ユーロドルは1.36ドル後半で取引されている。ポンドドルは1.65ドルちょうど付近で推移し、先週末からの安値圏を維持。カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁がフォワードガイダンスの修正に前向きな姿勢を示したため市場の利上げ期待はしぼんでいる。
