東京市場 午後 小動き 円は株価の下げ幅縮小で買いを緩める程

2013年11月26日 15:46

 午後は各通貨が小動きに終始。日経平均株価は押し目買い意欲の強さから下げ幅を縮小させて前日比40円安近辺まで持ち直す場面があったが、ドル円は101.50円台までの反発にとどまった。月末や米国の感謝祭の祝日を前に、今日は複数の米住宅データの発表が予定されているほか、明日もイベントを多く控えていることで、谷間の時間帯となったことが動意を鈍らせている。前日のような海外勢からの執拗な円売り攻勢も特に確認されず、円は株価が下げを埋める動きにあわせて買い戻しを緩める程度。ユーロ円は137.40円前後、豪ドル円は93.30円近辺、加ドル円は96.30円台まで緩やかに午前の安値から水準を戻した。ポンド円はユーロポンドでの緩やかなポンド安基調を重しに163.83円まで下げが先行。一方でNZドル円は豪ドル/NZドルでのNZドル高に支えられて83.83円まで高値を更新するなどクロスの動向で局所的に動意があったが値幅は広がっていない。
 対ドルも限定的なレンジでの推移が続き、ユーロドルは1.35ドル半ば、豪ドル/ドルは0.91ドル後半、ドル/加ドルは1.05加ドル半ばを中心とした上下。クロス円同様にポンドドルは1.6147ドルまで売られ、NZドル/ドルは0.8262ドルまで買われる瞬間があったが円以上に値動きは限られた。