東京市場 午後 円買い優勢、日経平均は5営業日ぶりに反落
2014年03月10日 16:27

東京午後の為替市場で、ドル円やクロス円は引き続き重かった。先週末に発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)の伸びがこれまでの順調なトレンドに回帰しつつあることが示されたが、中国の輸出が弱かったことや、今週末にウクライナ・クリミアでロシア編入の是非を問う住民投票が行われる予定で、楽観的というよりは慎重なムードのほうが濃くなっている。また、中国企業のデフォルト懸念も投資家心理を圧迫。日経平均株価は5営業日ぶりに反落して取引を終えた。
ドル円は103円ちょうど付近、ユーロ円は143円ちょうど付近、ポンド円は172円半ばで午前からのレンジを引き継ぎつつ円買いが優勢。豪ドル円は93円ちょうど付近、NZドル円は87円前半で重かった。
ユーロドルは1.38ドル後半、ポンドドルは1.67ドル前半で小動き。先週末に年初来高値を塗り替えた豪ドル/ドルとNZドル/ドルは反落の流れが継続。豪ドル/ドルは0.9024ドルまで下げた。NZドル/ドルは0.84ドル半ばでやや重い。

